her/世界でひとつの彼女
今よりちょっとファッションセンスが一回りするくらい先のお話
※けっこうオトナ向け。
この映画のピンク色のポスターがかなりビビっときていて、そのアートワークにふさわしい色彩。
主人公セオドアだけ色が派手な色だったり、彼の働くオフィスがカラフルでとてもキレイ。印象にのこしたい場所やシーンで色をうまく使ってる。
あと「カウボーイ&エイリアン」でミステリアスな美女役だったオリヴィア・ワイルドも出てる。
2時間ちょいでちょっと長めの映画だけど、飽きずに見られると思う。
で、お話をネタバレしないで説明すると
こんな映画見なきゃよかった。
場面ひとつひとつがとても(先を考えたら)切なくてロマンチックすぎ。
キレイすぎる。
なんだか思い出を数年経って美化するとかじゃなくて、リアルタイムに美化してしまってるくらい。
映画の感想を長いことブログとかで吐き出してるけど、俺の感想ってとても陳腐すぎやしないかと思ってる。
基本的に褒めちぎりすぎだし、誰もが駄作だってDisってるようなタイトルですら好きとかよかったとか怖かったとか言ってて恥ずかしくないのかと。
このお話は誰でも経験しがちな事がたくさん詰まってて、(いや俺だけかそう思うの?)なんだかもう事あるごとに刺さってくる。もうメッタ刺しで刺すとこ残ってない。
つまらないことで喧嘩して取り返しのつかない事になるとか、何かに気がついて考え方が変わってしまったとか。
まるで黒歴史ノートを大公開されたみたいにグサグサ刺さってくる。
日本語吹替えで見たけど、この声何処かで聞いたことが…ああ、綾波レイだ!林原めぐみだ!この吹替えのキャスティング、いいじゃないか!
もう2度とこの映画見たくない。
だけどブルーレイを買っておこうとか、また違うテンションで観たいとかそんな事を考えてしまうくらい揺さぶられる。
『あなたの目を通して世界が見れて幸せよ。』