Ballet Mecanique

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仮面ライダーアマゾンズ Season1

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せっかくプライム会員だし、プライムっぽいことをしようという動機で実際はそんなに期待せずにいた「アマゾンズ」。

謎を引っ張るタイプで、続きはどうなんの?って具合に気がついたら毎週楽しみにしちゃってたわけです。

そんなに仮面ライダーに造詣が深いわけでもなく(しっかり見たのはフォーゼのみ)ここまでハマっちゃうとは思ってなかった。

3800円のプライム会員費÷13話ってことは1話あたり292円くらい?コスパいいじゃないか!

 

クソかっこいい赤、アマゾンアルファ。

このアマゾンズは野生と養殖のふたりのアマゾンが中心で、赤い方の野生担当アマゾンがすごいカッコイイ。

変身前はヒモのおっさんで飄々としているけど、しっかりと一本スジが通ってる。彼の目的の核に迫る場面ではシリアスで非情に変貌する。

変身する時の掛け声も淡々としていて(最終回はすっごい叫んでた)「………アマゾン。」って感じで感情のON/OFFが効いててかっこいいのだ。

そして彼を支える七羽さんがすごくいい女すぎる。説明しなくても理解してくれる系。

ってタイミングで主演の谷口さんのインタビューがとてもとても面白かった。

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葛藤する緑、アマゾンオメガ

もうひとりのアマゾンはすっごい草食系。出生が謎に包まれているくらいでライダーシリーズの主人公なの?というくらい草食。

だけど赤とは対照的に変身するときは毎回ものすごい絶叫。自棄になって変身→戦闘みたいな感じ。何も知らなかった子供がいきなり殺伐としたシチュエーションに放り込まれて葛藤している。

もう一人のヒロインは義理の妹、こちらは逆に何もわからないまま翻弄される。最終回で本人もそう言ってたくらい何も知らないままでとても可哀想な扱い。最終回も結局、遥(=オメガ)がどうなったかわからんままだろうし。

このアマゾンズはダブルヒーロー&ダブルヒロインでありながら対称的に描かれている。

 

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割の合わない仕事をさせられる可哀想な駆除班

基本的に画面に映らなすぎな主人公の代わりに話を引っ張っていくのは「駆除班」と呼ばれるチームだ。

最初は7人いた駆除班も最終回では4人になってしまう。

 

で、まあ…戦術もうちょっとなんとかならんの?と。

サブリーダー的なフクさんはだいたいスナイパーライフル(L115かな?)を持ってるけど、回が増すごとに距離近くなってってるし。1~2話くらいのポジショニングがよいと思うんだけど、駆除班減っちゃったしね…。

CQB担当の唯一の女性、ノゾミがカッコよかった。2枚刃のナイフと電撃レガースでのカラテ主体で一番ケガが多そうなポジション。殺人犯にボコられちゃったりとか特撮ヒロイン的にみたことないタイプ。

喋りが楽しい三崎君はショットガンなのに弾は散弾じゃないしなあ…。

あとリーダーはカッコいいんだけどもうちょっと強いとこ見せて欲しかった。

最終回に一度解散して、駆除班じゃないときの顔が垣間見えちゃうのは反則。すごい感情移入しちゃったじゃないか。

シーズン1のキーキャラ、マモル

彼は駆除班に所属するモグラアマゾンなんだけど、まさか終盤であんなことになるとは全然予想できなかった。

一見お荷物キャラかと思わせといて、最重要な位置だった。

 

シーズン1全体の感想

13話使って、これはこういうお話なんですよって下敷きを見せられた感じ。

迷っていた緑のアマゾンも迷いはなくなった様子だし、来年春からのシーズン2が今からすげえ楽しみ。

今回書ききれなかった面白ポイントはもっともっとあるので、たくさんの人に見てもらえたら嬉しいなと思うのでした。