漫画原作の映画化について考えてみた。
なぜ無理っぽい漫画の実写化が続々と作られるのか?それは、知名度がある原作とイケメンの組み合わせだけで内容はテキトーでも観に行く人達がいっぱいいるからですよ。コアなファンなんて最初から相手にされてません。儲からなかったら誰も作りません。
— 奥 浩哉 (@hiroya_oku) 2016年5月29日
コアなファンってどこからどこまでなんだろう?
奥先生のGANTZは2000万部の累計発行部数を持っている、映画化される以前でも「読んだこと無いけど知ってるかも」って人は多かったはず。だからイケメンを組み合わせて映画化されたわけだ。
でもガンツは2000万部分のコアなファンがいる。
映画化される前にアニメにもなっているし、PS2でゲームも出てる。単行本じゃなくて掲載誌であるヤングジャンプで読んでた人もいるだろう。
そういう意味ではコア層けっこう多いんじゃない?
コア層が少なくてライト層が多ければ「原作と違う!」と言われることもないだろう。仮に原作と違ってもやっぱりお話として面白かったり、演技がよかったり、撮り方がよかったりすれば高評価にはなるはずだ。
漫画にかぎらず原作付きの映画
GANTZやアイアムアヒーローは無理目というよりか、現実的。主人公日本人で、舞台も日本の実際に撮影できる景色だし。兎に角、少年誌のファンタジーのような世界観全部作らなきゃ無理みたいなやつが無理な企画。
— 奥 浩哉 (@hiroya_oku) 2016年5月29日
これはほんとにそう思う。
これが間違ってるなら3億の発行部数を持つワンピースがソッコーで映画化…おおう。
つまり発行部数が高くて、登場人物が日本人で、現代の日本の風景の中で展開される物語なら今の邦画でもそこそこいいとこ行くのでは…!
多少改変したっていい感じにまとまりやすそうだし!
というわけでこちらを参考に、過去に実写化(フルCG含む)されていないものをピックアップだ!
発行部数:1億2000万「スラムダンク」
スリーハンドレットとかザック・スナイダー風味の高フレームで接写とか多用してスタイリッシュな汗臭い映像にしたらカッコイイんじゃないかなあ。
発行部数:7550万「はじめの一歩」
あしたのジョーの実写版ってどうだったんだっけ…。
意外とスポーツものってコメディベースじゃないと難しいのかもしれない。
発行部数:6500万「キャプテン翼」
どの時代をやるかだよなー。最初からだと子役になってしまうし。
というわけで、けっこうな数調べてみたけれど、残ってるのは基本スポーツもの。ソレ以外は映画に限らずけっこう既に実写化されてたりする。
現代の日本が舞台って縛りを外したら「バガボンド」あたりはけっこういい映画になりそう。
2640万部も売れてる「うしおととら」は実写化しなくていいですからね!
あの藤田先生の「話の通じなさそうな奴の目」の描写は実写化不可能でしょう。